ある日突然に難聴は始まった
2016年9月ごろ、あさ起きると右耳が詰まった感じになっていた。
鼻を摘んで耳抜きしてみたが、たしかに耳抜きされた感はあるものの、さらにもう一膜あるような感じ。
最初の耳鼻科診察
これが1週間ぐらい続いたのと、詰まりだけじゃなくザーっていうノイズ(これが耳鳴りっていうやつかのかなぁ。)も常に鳴り出しました。
ノイズは、昼間の喧騒のなかでは気にならないのですが、夜の静けさだと、結構気になる....。
で、数十年ぶりに耳鼻咽喉科に行く決意をしたんです。
問診票に
・症状は?・・・右耳が詰まった感じ
・いつから?・・・1週間前から
と書いて渡し、呼ばれて診察室に入ると、問診票を見た先生は、
とりあえず聴力検査しましょうか。
で、看護師さんに促されて聴力検査室へ。
普段医者にかからない私ですが、聴力検査は会社の健康診断でやってるので、よくわかってます。
タイミングとか音の高さになれると、よく聞こえる(聞こえた気になる?)んだよね。
最初の
ぷ ぷ ぷ ぷ
から始まって、だんだん高くなる。
ぴ ぴ ぴ ぴ
チ チ チ チ
リズムと次の高さの予測ができるので、耳はその音程を待ち受けてる。すると、遠くから聞こえてくるようになり「そらきた。」って感じ。
超音波みたいな高さまでいくと次は低温層。
ぷ ぷ ぷ ぷ
ぽ ぽ ぽ ぽ
ブ ブ ブ ブ
ボ ボ ボ ボ
私の耳は、この「ぽ」と「ブ」ぐらいのトーンが、上で言ったノイズのトーンとかぶっているので、かなり聞こえづらかったのだが、「次のトーンと、リズムはこんな感じ」がわかってるとノイズの奥で鳴ってるのがわかってくる。
さらに、看護師さん!
音を鳴らすときの手の操作が、検査室から丸見えですから!
結果、右耳は正常値から1段下がっただけ(20dBだったかな)で、「聴力はあまり悪くないですね。きっと疲れ・ストレスでしょう。2週間この薬を飲んで見てください。では2週間後に様子見で。」ということで、カラダの水分を排出するという「五苓散」というツムラの漢方を処方されました。
診察後、2週間くすりを飲んでましたが、なにも変化がなく、再診察で先生に「くすりが効いた気がしません。」と伝えると、「じゃ、すこし強いお薬を出してみましょう。」ってことで、次に来たのが、また漢方でツムラの柴苓湯。
そのときは、これで治るかな。なんて軽く考えていましたが、、、。
尋常じゃない耳の症状が発生
くすりを変えてもらって、しかし、一向に耳の詰まった感が改善しない状態が2週間ほど経ったある日、駅の場内アナウンスがやたら耳に響くようになり、音声が割れ始めました。
「東京メトロちよ゛だ゛せんをご利用いただきま゛し゛て゛
ありがとうご゛ざ い゛ま゛す”。」
みたいなかんじ。
聞こえる音全部が割れるのではなくて、語尾というか、ある部分の高さの音声が割れる状態です。
音の割れは、耳の中で響き渡りすこしクラクラします。
その日は、右耳を塞ぎながら過ごしました。
ちなみに、困ったのは電話です。日頃右耳で聴いているので、こちらから電話を掛けるときは意識して左耳で聴いてますが、とっさの電話に出るときに癖で右耳ででてしまうんです。
右耳で出てしまうと、相手の第一声での名乗りを逃してしまいます(音が割れるので、何を言ってるわからない。)。さらに、声色も音割れにより判別不可能。
メモリーにない電話からかかってきたときは、そういうわけで、左耳に変えながら、「もうしわけございません。電波が悪いようで...。」と聞き返し、もう一度名乗ってもらったところで「あぁ、◯◯さん!」となる。
こういうのを繰り返してました。
突然こんな状態になったため、こりゃやばいっ
ということになり、急遽別の耳鼻科に行く決意をしたのでした。
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